数学的にありえない | bookwo^Harm

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僕の積読・乱読リスト
― これから読む本、読みたい本、もう一度読み返したい本 ─

数学的にありえない 数学的にありえない〈上〉
数学的にありえない〈下〉
アダム・ファウアー (著), Adam Fawer (原著), 矢口 誠 (翻訳)

起こり得る未来を予見できるようになった男を追う強大な組織。 この「能力」を駆使して反撃に出ろ!

巨大な陰謀に巻き込まれた天才数学者ケイン。窮地に追い込まれた彼の唯一最大の武器、それは「確率的に絶対不可能な出来事」を実現させる能力だった――。 北朝鮮に追われるスパイ、謎の人体実験を続ける科学者、宝籤を当てた男、難病の娘を持つ傭兵 …… 随所に仕掛けられた伏線が次々に起爆、全ての物語は驚愕の真相へと収束する――。
サスペンスに組み込まれた数学・物理学のトリビアと、前代未聞のアイデアを仕込んだ未曽有の物語のスリリングでアクロバット的な展開。 徹夜必至だが、数学嫌いも心配無用。 いくつもの物語が謎をはらみ、結末へ向けて一斉に疾走する、超絶ジェットコースター的ノンストップ・サスペンス。
英米独仏ほか20カ国以上で話題沸騰のスーパー・エンタテインメント、日本上陸! 第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。

★★★
ある専門分野の知識に基づいたノンストップ・サスペンスというと、先頃話題になり、映画にもなったダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』を思い浮かべるが、これも期待に違わず十分面白く一気に読み終えた。 こういったストーリー展開は映画むきだと思うのだけれど、これはどうだろう? ただ、トム・ハンクス主演の『ダ・ヴィンチ・コード』は、本を読んでイメージしていたこととのズレが気になって仕方がなかったので、これは映画化されない方が幸せかも…。

【関連サイト】
[インタビュー]アダム・ファウアー:全ては読者の楽しみのために (「自著を語る」 文藝春秋~本の話より)