いしぶみ | bookwo^Harm

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僕の積読・乱読リスト
― これから読む本、読みたい本、もう一度読み返したい本 ─

いしぶみ いしぶみ―広島二中一年生全滅の記録
広島テレビ放送

8月6日、いつもの朝だったはずなのに、今までになかった爆弾によってその未来を断たれた広島二中生徒全員のその悲惨な記録。彼(女)らはどのようにして死んでいったのか。
日本にも戦争の時代があって、こんな悲しい出来事がありました。
広島の悲劇を二度とくりかえすことのないよう、原水爆兵器をみんななくしたい、そして平和というものがどんなに大切なことかを、いつも考えたいのです。

★★★
今週のお題で「本を読んで戦争を思う」というテーマがあがっていたので、この本を紹介。
この本を読んだのは小学生の時で、確か夏休みの課題図書とだったと記憶している。 大阪万博が開催されるなど、日本は経済成長の真っ直中だったためか、当時も戦争は遠い昔の話のように感じていたと思うが、それでもまだ、8月の6日、9日、そして15日には戦争関連のドキュメンタリーが今よりも頻繁にテレビやラジオで放送されていて、その淡々とした語り口を聴き、モノトーンで描写される映像を見るにつけ、小さいながらも怖い思いをしていた記憶がある。 この話も、先にテレビで放送され、それを元に書籍化された話だったと思う。
つい最近、立ち寄った本屋で同名の本を見つけたので、パラパラと捲って読んでみたのだが、気付いたら数十分たっていた。1970年発刊されたものの改訂新版とのこと。
今年で戦後60年。最初に読んだのは戦後25年目。本を読んでからの方が年月が経っていることで奇妙な感覚に囚われた。いまから25年前というと1980年。その頃の話を読んでいたのだ。…
娘にも読むことを勧めるつもり。